聖書のお話「約束を守られる神」−幸和兄の説教を聴いて―
Uサムエル記 9章 1〜11節

 昔、戦に敗れれば一国の城主、一族郎党はみな、討ち死にした。たとえ、逃れても残党狩りは残酷だった。サウルが滅びて後、下僕ツイバがダビデの尋問に答えて、サウルの孫、メフィボシェテが生き残っていることを言ってしまう。足の不自由な(Uサムエル記 4:4)メフィボシェテはダビデのもとに、ついに呼び出された。

 ダビデの語った言葉は、彼の父 ヨナタンとの約束を守った驚くべきものであった(Tサムエル 20:14〜23,41〜42)。メフィボシェテの「このしもべが何者だというので、私を顧みてくださるのですか」との問いは、詩篇144篇3節を思い起こす。  

 ダビデはヨナタンとの約束の故に、メフィボシェテに、その恵みを与え、わが子と同じ食卓に着かせ、わが子と同じに遇し続けた。

 それ以上に父なる神のお約束は創造の初めから、特にアブラハムとの約束に明らかにされる。不信を重ねる私たちを見捨てず、神は長きに亘り、あらゆる方法を用いられて、真実を尽くされ、ついに御子イエスを下し賜い、神、ご自身の苦難をもって、私たちへの救いのお約束を全うされた。これが神のくださるお恵みである。恵みとは頂くに値しない私なのにいただけるもの。それが今も続く。

                                    
2015.08.16(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会