聖書のお話「人が友のためにいのちを捨てるということ」
ヨハネの福音書 15章 9〜17節

 主イエスは、ご自分の時が来たことを知られてから、弟子たちに、その愛を残るところなく示され、わたしがあなたがたを愛したように、あなた方も互いに愛し合いなさいと命じられました。そして、「人が友のために命を捨てるという、これよりも大きな愛は誰も持っていない」と結びます。愛とは、主イエスが第一の戒め、第二の戒めで教えられたように福音の核心です。その少し前に、主は弟子たちの足を洗われ、互いに洗い合いなさいと命じられましたが、それさえ、愛がなければ無に等しいのです。→Tコリント 13章

 主イエスは翌日には弟子たちが見ることになる、ご自分の十字架を思いながら弟子たちに言われましたが、弟子たちは、その意味をまだ解せず、主を否み、また逃げだし、慌てふためきのなかにいた。

 主の復活の後、弟子たちは聖霊様から、すべてを教えていただき、「あなた方に世が与えるのとは違う平安を与えます」の意味を得心できたのだ。自らを頼み、誰かを支配しても、そこには平和はありえない。自分のいのちを脇においても、友のために尽くす、それは主イエスに従う時にのみ実現し、幸いな平和を作り出す道が広がる。

                                    
2015.07.26(日)


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