聖書のお話「わたしが道、真理、いのちなのです」
ヨハネの福音書14章 6節

 キリスト教の歴史は右往左往の信仰の歴史ともいえる。この時もまだ弟子たちのイエスへの信仰は揺れに揺れていた。彼らは旧約に預言されたメシアをこれほど待ち望んでいながら、目の前のナザレのイエスに、まだ目を定めていない。ヨハネは13章から15章にかけてイエスが何度「わたし」と言われてきたかを書き留めている。それほどに、この「わたし」を見よとイエスは言ってこられたのだ。

 人間は過去、何千年にわたり何かを求め続けてきた。その足跡が様々な宗教の残滓となっている。聖霊はパウロをして語らせている。「もし、探り求めるなら、神を見出す」と。事実、神は私たちから遠く離れておられないのです。他人の目ではなく、この人を見よ!

 イエスが「わたしが道、真理、いのち」と仰られた時、日本語では言い尽くし得ない、強意を込めて語っておられる。イエスはそれらを教えられた方ではなく、「道、真理、いのち」そのものであると宣言されておられる。道、真理、いのち、そこには妥協や曖昧さはない輝きがある。イエスとはあなたにとって、どなたですか?

 
2015.06.28(日)


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