聖書のお話「あなたがたは互いに愛し合いなさい」−Jn22− 
ヨハネの福音書13章34〜35節

イエス様が、「あなた方」と言われた人々は、さぞ、素晴らしい人々であったと想像するかもしれませんが、そこにはせっかちなペテロ、気に入らない人々を天からの火で焼き殺そうと言ったヤコブ、ヨハネは同時に目立ちたがり屋でもあった、占領していたローマのために働いていたマタイ、その正反対に再び大ユダヤ王国を復興すべく運動していたシモン、理知的なトマス、機転の利くアンデレ、そして、あのイスカリオテのユダもいたように、彼らは当時の平均的な人々の代表であったと言える。主はご自分が始められた救いのわざをこの者たちに委ねるにあたり、大切な注意として互いに人を自分よりもすぐれた者として見ることを教えた。そして、それを可能とするものこそ、互いの間にあるアガペの愛であった。ヨハネはのちに、その真髄を福音書 15章13節に書き残している。

 互いに愛するとは何か? 母がその子を四六時中、愛するように愛には時間制限はない。愛するとは一時のことではなく、継続すること。マタイ 28:20の主のお約束のなんと感謝すべき事か!

 
2015.06.14(日)


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