聖書のお話「わたしはよい牧者」 −Jn15− 
ヨハネの福音書10章 1〜16節

  聖書は便宜上、昔の方々が章と節に分けてくださったので、便利ですが、同時に大切なことを読み落とすこともあります。たとえば10章も新しい段落になったのではなく、9章の続きです。マタイの福音書 5章は「幸い」の章といえますが、それに倣えば23章は「わざわい」の章です。4節に、「彼らは思い荷をくくり、人の方に載せ、自分はそれに指一本さわろうとしない」とあって、イエス様はこのことを糾弾します。マタイ 11:28の全て疲れた人・・とは、このことを指しています。イエス様は生まれつき目の悪かった男を癒し、ご自分が神であることを表しますが、当時の宗教指導者は自らを正しいとし、イエスを神とせず、イエスを主と告白したその男を外に追い出した。彼らは本来、イスラエルの民を牧するために立てられたにもかかわらず、今や食い物にしている者であった。  イエスは初めて「いのちを捨てる」ことを、よい牧者にかけて言及なさいました。羊飼いと羊、なにか牧歌的な情景を描きたいが、エデンの回復のために御子の十字架が迫る予告と知るべきところ。

 
2015.04.26(日)


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