聖書のお話「力のある者、声の大きな者がはびこる世」 −Jn13−    
ヨハネの福音書 8章 1〜11節

  イエス様が公の場に出られる前、荒野に上って行かれ、悪魔の試みを受けられたとき、悪魔は聖書の言葉を使ってイエスを陥れようとした。この時もそうであった。「モーセの律法では姦淫の女を石打ちに」と言っているが、間違った引用である。律法学者とパリサイ人は宗教の問題ではなく、自らの正しさを主張し、イエスを告発するために、こう言ったのだ。今も声の大きな者と言われる者は同じ轍を踏んでいる。義憤と称し、自分を神の座においてはならない。イエスは身をかがめて、指で地面に何かを書いておられたが、彼らが執拗に問うので、「あなたがたのうちで、罪のない者が、最初に彼女に石をなげなさい」と逆にイエスが彼らを告発なされた。  ついに一人になった彼女にイエスは「わたしもあなたを罪に定めない」と仰せられた。ある人はここがキリスト教の甘いところだと言う。否! イエスは「今からは決して罪を犯してはならない」と宣告した。今は恵みの時。救いの日。まだ、悔い改める時がある。しかし、やがて最後の裁きの日が来る。Uコリント 6:1

 
2015.04.12(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会