聖書のお話「渇いている者は、わたしのもとにきて生ける水を飲みなさい」 −Jn12−
ヨハネの福音書 7章37〜53節

  人体の水分は60%といわれ、その2%が失われると脱水症状を起こすと言われるが、それさえ気付くのに遅れる場合がある。ましてや霊的な渇きとなると覚える者は少ない。時はユダヤ人が収穫を祈る仮庵の祭りのさなかである。ここでは宗教儀式としてシロアムの池から水が日々汲まれていたが、主イエスはゲリジム山の婦人の時と同じように、人を生かす本当の意味の水を教えられた。  人が生きるとは何か? 創世記 2章7節に、「神である主は人の鼻にいのちの息を吹き込まれたとあるように、神の霊が内在するときに人は生きるものとなる。しかし、人間は神との断絶を選び、その結果、死へと向かうようになった。これを悲しんだ父なる神は繰り返し、その悔い改めを待ったが、人間にはついに出来なかった。  イエス・キリストの来臨はそのためであった。十字架は罪の赦し、復活は新しいいのちへの入口であり、その完成があのペンテコステの日の神の贈り物、聖霊である。旧約聖書は霊的な脱水症状をあなたに診断する。実に律法は裁き、福音はあなたを救うのである。

 
2015.04.05(日)


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