聖書のお話「自分でする、迷惑かけない」 −Jn10−
ヨハネの福音書 6章27〜29節

  神のわざを行うために、何をすべきかと、このユダヤ人たちは問うた。これこそ人間が共通して持っている傲慢さを如実に表している。主イエスは、「人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら何の得があろうか」といわれましたが、人間は父なる神が御子を下したまうほどに、私たちを愛してくださっていることの本当の意味を知ろうとしない。どうも、私たちは近視眼で目に見える自分しか見ていないから、すべてが自給自足で出来ると思っていて、なるべく人様の世話にはならないのが得と思っている。裏返せば他人の世話もしない。日本人は集団主義と言うが、実は孤立主義、「ただより高いものはない」といった言葉が連綿と血の中に入っている。  それが信仰にも入ってきて、信じますと言いながら、今、一歩の不徹底さが無償の神の愛を貶しめ、賜物を頑なに拒み、自分の救いのため自分がなにかをしなければならないと腰を浮かしている。  そのような人は神の無限の愛を味わっていないから、日々に喜びはなく、やっぱり最後は自分なのだと一人合点している哀れさ。 神が遣わした者を全く信じる事、それが、あなたがすべきわざ!

 
2015.03.22(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会