聖書のお話「神の下さる機会に応える」 −Jn7−
ヨハネの福音書 4章 3〜30節

  「しかし、サマリヤを通って行かねばならなかった」と4節にあるが、イエスが天に召される直前、「しかし聖霊があなた方の上に臨まれるとき、あなたがたは力を受け、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります」とおっしゃられた、その第一石が打たれたのだと理解される。  この婦人は人目を避けてヤコブの井戸に来ながら、なんと主イエスと出会う、それもイエスにお声をかけられる祝福に与っている。イエスの「水をください」との声に初めは憤然とした彼女であったが、神のお恵みは彼女の心を次第に霊的なことに向かわせていく。「先生」と呼びかけた、この言葉は「主」とも訳せる言葉である。ここから彼女は積極的にイエスに語りかけ、イエスは彼女の魂を深みへと導かれる。ついに彼女は自分を隠すことなく、町の人々に、「あの方がキリストなのでしょうか」と知らせる。驚くことに町の人は今や彼女の言葉によってイエスに会いに来る。40、41節は彼女からすでに「いのちの水」が流れ出ていることを暗示している。今も、イエス様との出会いがあなたを決定的に変えるのを知ろう。

 
2015.03.01(日)


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