聖書のお話「人は新しく生まれなければならない」 −Jn6−
ヨハネの福音書 3章 1〜15節

  夜になって、イエスのもとに来たニコデモに、私は日本人の典型を見ます。我が国のかなりの人はこの時のニコデモと同じくイエスを知識として知っていて、イエスを私の人生の師としているとか、私は聖書のこの言葉が好きと言いながら、自分を隠しています。

  イエスは、それでもニコデモに真理を求める心を見て、「わたしは、あなたに誠意をこめて、強く説くが、人は新しく生まれなければ神の国を見ることはできない」と、いまだ、この世を頼りとするニコデモに、そのようなものを捨てよと単刀直入に切り込む。 新たにと訳された言葉は「上より」との意味である。後にルカが書き残したイエスのみことばに「自分の十字架を負って、わたしについて来ない者は、わたしの弟子になることはできない」とあるが、十字架を負うとは古い自分を死ぬこと。上辺だけを取り繕って、足は依然として罪の泥沼に浸かっていては人は騙せても、神を欺くことはできない。当時のユダヤ教では人の行いが重視されていた。そのような信仰理解を今も見ることがある。主イエスを信じるとは主の十字架と復活を通して、神に生まれ変わらせていただくこと。

 
2015.02.22(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会