与えること」―信仰の本質(9)
マタイの福音書 10章 8節

  与える。ある人は恩着せがましく、ある人は上から目線で与えています。与えるという行動は、どうも少し違うと思います。    あなたの父なる神は、ご自分の独り子をさえ惜しまずに死に渡され、続いてすべてのものをあなたに惜しまずにくださっていますことを考えますと、あなたが与えると思っていることは、いうならばコップに注がれた水が溢れるようなものであることを知るでしょう。与えるとは、すでにあなたが与えられているものを隣人と分かち合うことなのです。これが今から2000年前、イエス・キリストの教会がエルサレムで誕生しましたとき、短い間でしたが見られました。持っている人たちは、困っている人たちのためにいろいろの物を使徒たちの所に持ってきて置き、別の人たちはそれを必要なだけ、いただいていきました。でも、残念ながら、それも名誉欲に捕らわれた人々によって、間もなく崩れてしまいました。パウロは書き残しました「この世で富んでいる人は高ぶらず、また、頼りにならない富に望みをおかないように。むしろ、私たちに全てのものを豊かに与え、喜ばせる神に望みをおき、人の益を計り、よい行いに富み、惜しまずに施し、喜んで分け与えるように命じなさい」と。

 
2014.11.30(日)


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