聖書のお話 「まして、わたしは」―聖書の植物(14)
−とうごま、ヨナ書 4:5〜11−

  ヨナの告げた神のことばをニネべの人は真剣に聴き、王を初め全員が悔い改めた。それをご覧になられた神は滅すのを思い止められた。それを見てヨナは、だから言ったではないか、私は分かっていたのだと、ふてくされて仮小屋を作り、冷たい目をニネベに向けている。暑い太陽に焼かれるヨナを憐れんだ神は一本のトウゴマを生えさせた。ヨナは喜んで、その葉蔭にいたが、神は翌日の夜明けに、それを枯らし、太陽は再びヨナに照りつける。ヨナはなんで枯れてしまったのかと惜しみ、再び神に怒りをぶっつけ、ああ、いやだ、死んでやるとまで罵る。主は仰せられた。「あなたは自分で骨折らず、育てもせず、一夜で生え、一夜で滅びたこのとうごまを惜しんでいる。まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないでいられようか。そこには右も左も弁えない十二万以上の人間と数多くの家畜がいるではないか」と。ヨナは知ってか知らずか、自分が神であるかのように自己を中心に考え行動した。これは私たちへの警告でもある。あなたも神の命令を拒絶し、あたかも自分の方が神よりも賢いとばかり振る舞っていないか? キリストの福音はあなたが神の宝であることを知らせた。それを悟る時、あなたは全く変えられ、神と共に神のアドヴェンチャーに勇躍、出る人となれるのです!

 
2014.08.17(日)


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