聖書のお話 「ホサナ。祝福あれ」−聖書の植物(12)
−しゅろ−   ヨハネ 12章12〜15節

  中国語聖書に棕櫚とあり、日本語の聖書はそれに倣ったが、実際はナツメヤシ。あの地方では生命の木と言われるくらい大きな葉は屋根材に、房状になる実・デーツにはK、Mg、Ca、V−B1,2、Cが多く含まれていて貴重な食材に、また中の種はつぶして家畜の飼料に使った。

  エルサレムに来たイエスのために、わざわざ高い椰子の木に登って葉を取ってきて、道に敷いたくらいだから、歓迎はしたのだろうが、彼らは旧約聖書の預言を読んでいながら、イエスとはどなたかをまだ知らず、主が柔和なロバに乗られてこられた意味も理解せず、自分たちの勝手な思い込みが外れると、あっという間に祭司長たちの扇動にのり、今度はイエスをののしり、十字架につけろと叫ぶ群衆となる始末だった。

  弟子たちは付和雷同こそしなかったが、十字架を見ながらほとんどは隠れ、夢破れて田舎に帰ろうとした。しかし、なおも主は彼らを見捨てず、復活のお姿でご自分を現し、彼らを励まして使命を思い出させた。

  あのペンテコステの日、神は聖霊を弟子たちに下し、多くの者の目を開かせ、それ以来、私達は心からその方を「主」とお呼びすることを許されている。今、あなたはパンを与え、病を癒すイエスのみを見上げているか? 聖霊がみことばを通して教える真の主イエスを知る幸いを!

 
2014.07.27(日)


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