聖書のお話 「水から引き揚げられた幼児」−聖書の植物(8)
出エジプト記 2章 1〜10節

  パピルス。同じカヤツリグサ科に属す草が庭にある。パピルスは断面 が三角形の草丈2m以上、茎の根元の直径が5pの植物。その中の白い髄を薄く削り出し25cmx30cm位に切って、交差して圧着乾燥させたものをパピルス紙と称する。新約聖書の文書では短いものは1枚、長いものは貼り合わせて、例えば使徒の働きですと10mほどの巻物となって使われたそうです。さて、時はさかのぼって、エジプトのパロがヘブル人の男児はみな殺せと命じ、その中で生まれた子が三か月隠されていたが、ついに親によってパピルスの籠に入れられてナイル川に流されたが、王女によって水の中から引き揚げられ、ミリアムの機転で実母が乳母になり成長するまでいて後にパロの娘、王女の息子となったのがモーセ。神は彼をイスラエルのリーダーとし、いよいよカナンに向け出エジプトする。葦の海で神の守りを目の当たりにした時などミリアム達は踊り、讃美し喜んだ。しかし、長い旅の間には人間の心にある苦い根が頭をもたげる。姉のミリアムの心の内には私のお蔭で今があるという思いがあったのかモーセを非難した。民数記 12:1〜。主の怒りはミリアムに下るが、モーセは地上の誰にも勝って非常に謙遜であり、神にとりなしをし、その病をいやしたことなどもパピルスにまつわる教訓。

 
2014.06.29(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会