聖書のお話 「私の隣人とは?」−聖書の植物(7)
ルカの福音書 10章29〜37節

  第一回でオリーブの若葉を取り上げたので、今度は油注ぎに使われたことを初め、さまざまに使われるオリーブの実をとりあげます。

  この律法の専門家はイエス様をためそうと質問したが、自分が不利になりそうなのをみて、せめて、自分がどれほど正しいかを示そうと「私の隣人とは誰か」と話題を変える。それに対しイエス様は例えでもって問い返します。追剥に遭ったユダヤ人。必死に助け人を待つが、通りわせた祭司もレビ人も何かと理屈をつけて避けて行ってしまった。そこに自分たちがいつも蔑み、疎んじていたサマリヤ人が来た。彼は近寄ってくるその男に慄然としたが、そのサマリヤ人は彼を憐れみ、携帯のブドウ酒で傷口を洗い、オリーブ油を塗って包帯し、自分が乗ってきたロバに彼を乗せ、最寄りの宿屋に連れて行き、十分なお金を払って手当てを頼んだ。そればかりか、後々のことまでも気遣いし、宿屋の主人に頼んでいる。ことの発端は、「心を尽くし・・あなたの神である主を愛せよ」であった。隣人とは自分のムラの人だけではない。勿論、同信の兄姉を愛するが、教会が内向きの互助会であってはならず、「あなたも行って、このサマリヤ人と同じになれ」と主は励ましてくださる。ローマ 5:8、マタイ 28:19〜20を覚えよ!

 
2014.06.22(日)


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