聖書のお話 「ウイキョウ」−聖書の植物(4)
イザヤ書 28章23〜29節

  茴香はむしろ、フェンネルとして知られているかもしれませんが、今、 東の生け垣、二か所で繊細な葉を出しています。葉、茎、種ともに甘い味とさわやかな芳香があります。古くから世界中で栽培されていました。

  背信の北王国、エフライムへの神の数々の懲らしめと裁きをエルサレムのある南王国の人々は嘲笑い、自分たちへの戒めとはしなかった。           

  そのような、無知の彼らにイザヤは自然界の事例を通して、「万軍の主のはかりごとは奇しく、そのおもんばかりはすばらしい」と教える。

  農夫を指図される神は、その畑の使い方に応じた耕し方、様々な作物に応じた種の蒔き方を正しく教えておられる。そればかりではない。収穫の仕方もきめ細かく教えられる。小麦や大麦は馬を使った脱穀機を使っても、力を加えすぎて種をつぶしてしまうことはない。ウイキョウの種は小さく、軽いから手でもって種をこそぎ取るように、道具も異なる。

  主なる神もそうである。その民のそのとき、その場に応じて、時には叱り、また祝福する。穀物を打つことは避けられない。厳しいが収穫のために、それは必要なこと。麦を脱穀するときのように、「いつまでも続けることはない」。神のみ旨は民を滅ぼすことではない。だから、「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」のである。これを悟れと!

 
2014.06.01(日)


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