聖書のお話 「野のゆり」−聖書の植物(2)
マタイ 6章24〜34節

  少年イエスは自然豊かなナザレ村で神と人とに愛されて、すくすくとお育ちになりましたことが、その後のお教えの中にもうかがわされます。

  イエス様は、よく観察されていました地上のものを使われて、天上のことをわかりやすくお話しなさいます。今日は野の花をもって私たちに着物につき目を向けさせ、天のみ父の尽きせぬ慈しみを教えられます。

  折にふれ、庭のお花シリーズを皆さんに送らせていただいていますが、雑草といわれ、抜き取られる花もアップすると実に美しく驚きます。

  イエス様はその花も天の父が装ってくださっているのです。まして、あなたをやと結びます。「心配する」、「思い煩う」と言う原語は心が千々に乱れる、揺れ動くという意味があります。イエス様がだれも二人の主人に兼ね仕えることはできないといわれました。その時、物事は益々紛糾し、私達の働くエネルギーを根こそぎ奪っていきます。史上最大の王であったソロモンは、全ての物を手に入れたが、それでも全ては「むなしい」と述懐し、結論は「主なる神を恐れることこそ、知恵の初めである」としました。今の世界はモノがあふれ、また、溢れさせようとしているが、「しあわせ」は来ず、争い、戦いがはびこる。「あなたの必要を全てご存知のお方に信頼をおくとき、あなたは何かができる人となる。

 
2014.05.18(日)


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