聖書のお話 「愛の実践」−ケズウイック・シリーズ、完−
Uコリント 5章 14節

  「取り囲んでいる」と訳されている原語の意味は、直訳しますと、

  「しいて・・・させる」という意味があります。それはいやがる私たちを鞭打ってではなく、第一に神様は私たちの内に働いて志を立てさせてくださいます。次いで私たちを立ち上がらせ、そして、私たちにどのように仕えるかの知恵をもくださり、ことを行わせてくださるのです。

  私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれ続けておりますので、働いても疲れませんし、それどころか、益々、他の人の必要を知る細やかな心遣いをする愛と知識とあらゆる識別力が豊かにされていきます。これを先月は見せられたことだったでしょう。

  東日本大震災支援の働きも、当初、私たちは身分を明かしませんでした。それはパウロがコリントの教会に書き送った第一の手紙の13章に教えているところです。右の手のしたことを、声高に宣伝しなくとも、ただ、私たちが御霊のお導きのままに働くとき、人々はそこにイエス・キリストのお働きを次第に知らされていくのです。そして、あなたがたがキリストの弟子であることを知って、その方々も神の愛の輪の中に次第に招かれていきます。あのペンテコステの日から始まった、イエス・キリストの教会がどのように、周りに浸透していったかを見て下さい。

 
2014.05.04(日)


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