聖書のお話 「この恵みのわざ」−34−
Uコリント 8章 1〜7節

  東日本大震災に際し、世界中の姉妹教会から、あふれるほどの愛が注 がれましたことは、感謝しても、感謝しきれません。特に感動させられましたのは、ある国の貧しいと言われる小さな村の教会からの日本円で5万円もの献金でした。その人々の一か月の収入は4千円ほどと聞いていますから、どんなに大きな犠牲を払われたかと涙が出るほどです。

  使徒パウロが称えたマケドニヤの教会も極度の貧しさにも関わらず、聖徒たちを支える交わりの恵みに与りたいと、「惜しみなく」ほどこしたとあります。この原意は、「二心がない」と言うことです。主イエスは、だれも二人の主人に兼ね仕えることはできないと仰せられました。マケドニヤのキリスト者も、今回のあの国のキリスト者も、主に従うことを第一にしたのです。私たちが捧げることにおいて弱いのは、従うということにおいて、不徹底さがあるから、いえ、死の渕にあった自分が救い出され、生きる道へと歩み始めたことの意味を掴んでいない、即ち、神の前における自分の罪を認めていないからです。マケドニヤも、あの国の方々もこのことを明確に認めたが故に、その喜びは聖徒たちの福音伝道のわざに自分たちを仕える者として捧げたのでした。あなたもイエス様が始められたことを継ぐ者として立って下さい。マタイ 20:28。

 
2014.04.27(日)


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