聖書のお話 「あなたの名が称賛されなくとも」−31−
ヨハネの黙示楼 3章 5節

  キリスト教会は「施しをするとき、右の手のしていることを、左の手に知らせないようにしなさい」とのイエス様の教えを大切にしています。

  イエスの周りには今も名の残る使徒たちがいましたが、実はイエス様のなされた沢山のお働きの蔭には大勢の無名の人々がかかわっていました。男だけで五千人もの人々に給食なされたとき、大麦のパン5個と魚2尾を差し出した少年の名は分かりません。ヨハネ 6:9〜13

  イエス様が弟子たちと最後の夕食を摂った部屋を整えていた人も誰だかわかりません。マルコ 14:13〜16。他にも大勢いますが、彼らに共通する点は、その機会が来たとき、出し惜しみとか、戸惑いがまったく見られなかったばかりか、喜んでイエス様に差し出したことです。

  でも、後で自分がイエス様のお役に立てたことが分かったとき、彼等の感激はいかばかりでしたでしょう。人の栄誉は霧のごとく消え去りますが、やがて天にてイエス様から、あなたの名前が天使たちの前で呼ばれた時、あなたの名は永遠に留められます。ルカ 10:20。   無名の人々の働きの中に、私たちも入っているでしょうか。移ろいやすい人の栄誉ではなく、永遠にいますお方からの栄冠を待ち望んでください。テモテ U 4:8、ヨハネの黙示録 3:5。

 
2014.04.06(日)


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