聖書のお話 「兄弟姉妹の交わり」−28−
ピリピ人への手紙 2章1〜2節

  「交わり」、新約聖書のギリシャ語ではコイノニア。分かち合い、霊的な結びつき、施し・献金と言う種々の意味が手元の辞書に見出されます。

  これはキリスト者の特質で、使徒 2:38にあるように、かかわるすべての者に神の御霊が内在されていますことが根底にあります。化学の世界では親和力という現象があります。例えば、血中のヘモグロビンは体中に酸素を配っていますが、それは酸素分子との結合力が強いからです。あなたは、かつて、初対面のクリスチャンなのに、何か懐かしい思いをしたことがあったでしょう。そのように同じ御霊をいただいているもの同士は、御霊の通い合いがあり、それが交わりの始まりです。

  何が始まりますか? キリストの愛の働きであって、具体的には互いに祈り合うこと、徳を高める語り合い、互いに仕え合うこと、一緒になって誰かのために口ではなく、汗を流すことなどの行動が始まります。

  よく、若い時に信仰に入ると世間を狭めるなどと言われますが、とんでもない、上っ面の友情ではなく、肉親よりも親密な者となれるのです。

  老ヨハネは諭します。「私たちの交わりとは、御父および御子イエスとの交わりです」Tヨハネ 1:3。健康的な交わりの目標がここに見出されます。はるなにある主の家族も御霊の交わりが深くなりますように。

 
2014.03.16(日)


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