聖書のお話 「慈しみ深いイエス」−21−
マタイの福音書 14章14節

  博士とは、恐らくバビロニアの占星術師たちであろう。彼等は輝く星に導かれ、ユダヤ人の王として生まれたお方を探して旅に出たが、困難を極めたに違いない。エルサレムについたときは2年近くも経っていた。そのうわさを聞いたヘロデは自分の地位を脅かされまいと、祭司長や学者たちを集めて、メシヤはどこで生まれるのかと問いただし、彼らは、たちどころにミカ書を示したので、ヘロデはひそかに東方から来た人たちを呼び、私も行って拝みたいから、分かったら教えてくれと頼んだ。

  福音書の中にはイエス様が人々を深く憐れまれたという描写が何か所も出てきます。それは、実にそのひとり子をお与えになったほどに父なる神様が世を愛されたことをイエス様が具現なされたしるしです。 イエス様が、「父よ。あなたがわたしを世に遣わしたように、わたしも彼らを世に遣わしました」と言われましたことを、今年の指標聖句に合わせて、私たちが今年、歩むべき方向へと、ここに導きだされます。 イエス様が世に遣わされましたのは贖い主であると同時に、世に真の神を啓示するためでありましたように、私たちもまた救い主イエス様を、この世にお知らせし、同時に、私たちもイエス様のご性格の一部に与らせていただき、主のお憐れみを人々に差し上げられるよう心に深く願ってください。そのためにも、あなたの周りの人々を注意して、よく見てください。あらさがしや蔑むためではなく、隷属させるためでもなく、その人の物質的、精神的、霊的な必要を見出す、イエス様の慈しみの目を持ってください。その時、イエス様は、それらを満たす全ての資源をあなたに備えられます。イエス様の御憐れみは人々を癒し、救いに至らせ、孤独に終止符を打たせる特効薬です。詩篇149篇4節のみことばを実現する務めが、今年こそ、あなたに託されています。 ハレルヤ!

 
2014.01.26(日)


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