聖書のお話 「満たされた日々をいただく秘訣」−7−
ルカの福音書 6章 6〜12節

  四福音書を見ますとイエス様は大きなことをなさる前、また、なさった後など、ことあるごとに、人々から離れ、荒野に、また山に登られ、父なる神と二人だけの祈りの時をじっくりとお持ちになられました。

  今は忙しい時代。忙しく動き回ることは美徳、時間のある人は役立たずか、罪を冒しているとさえ思われそうです。リトリートという英語は一義的に退却、隠遁と使われますが、手許のウエブスター辞典を見ると、「今、いる場から一時的に隠れたところで、神との瞑想のときを持つ」とも説明されていることに、はっとさせられます。

  昔とは違うのだと、あるキリスト者は神との交わりの時間を削り始めています。勿論、神との時間を持ちはしますが、こんにちは、サヨナラです。イエス様は、「あなたは祈るときは奥まった部屋で」とおっしゃっていますが、それは玄関先でちょこっとではなく、時間をかけて神に語りかけ、聖書をしっかりと開き、みことばに聴き入れとの意味です。

  歴史上、神の人として偉大な働きをされた人々は、例外なく、忙しければ忙しいほど瞑想の時間をたっぷりとって、神と交わる時間を大切にしたのです。何となく満たされないあなた、ここに秘訣がありますよ!

 
2013.10.20(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会