11章で「主の食卓」を詳しく説明したのち、パウロは主が、「彼らはわたしの声を聴き、一つの群れ、ひとりの牧者となると言われたことを心に留め、主の
からだである教会の一体性を強調してきた流れの中で、コリントのある人たちが、自分だけが「御霊の賜物」をいただいているのだと軽々しく言っていたことについて
戒め、あなた方はみな、等しく聖霊をいただいている者であり、そのお方によって語り、そのお方によって物事を行っているのだと、改めて教えます。
あなた方は皆、聖霊の賜物を委ねられています。それぞれは違うように見えるが、すべて同じ御霊から出ているのです。各自がそれぞれ、その御霊の賜物
をもちいて同じ主に仕えているのです。
神はみ心に従って、主のみ体の中に、それぞれの器官、すなわち、異なった働きをする賜物を各自に与えていますが、それらはみな主に在って調和がとれ
て、一体となって働いているのです。それは、からだの中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合うためですと教える。
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