聖書のお話「二つの食事」−14−
コリントT 11章17〜34節

  今日は毎月一回の持ち寄り愛餐会。楽しみですね、何が、ですか?  「私はすべてのことを、福音のためにしています」とのパウロの言葉にその秘密があるので、今日は心して上掲の聖句に耳を澄ませましょう。

  あのペンテコステから始まった、エルサレムの教会の困っている兄弟姉妹たちを助ける意味の共同の食事は、その後もアガペ(主の食事)として主の教会に引き継がれ、その中で主がお招きくださる、「主の食卓」にも与っていたようです。ところが、その昔からギリシャ文明には饗宴の席で哲学などの議論を交わす風習があり、コリントの教会においては主の愛に繋がる食事が、その目的を忘れ、好きな者同士が集まり、飲んだり食べたり、議論する、この世の饗宴に変わっていったらしい。これは一つであるべき主の体に様々な分派を生じさせた。パウロは教会で行われる愛餐の目的は己が腹を満たすものでではなく、主にある互いの交わりを深めるためであると強調しています。私たちの集まりもキリストの体としての交わりに役立っているかどうか吟味しなければならない。

 
2013.06.23(日)


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