聖書のお話「私たちはひとつのからだ」−13−
コリントT 10章16〜31節

  パウロはコリントの人たちが偶像に捧げた肉のことについてさまざまに諭してきましたが、突然のように「主の食卓」に目を向かわせます。特にここではキリストにあって一つであることを強調しています。

  コリントの信者の多くが偶像礼拝の罪を軽視し、他を顧みず、自分勝手な人が多かったのでしょう。出エジプトの出来事、特にエジプトの地を出ても約束の地に入れたのは、わずか2名だった事実を突きつけ、あなた方も同じように、理屈をつけて偶像礼拝におぼれ、兄弟姉妹、相互いに愛の手をもって互いに信仰の徳を高めていかなければ、今はいくら口では兄弟姉妹と唱えていても、同じ轍を踏むのだと厳粛に警告します。 父なる神様は一人も洩れることなく、全員が新しい天のみ国に入ることを望んでおられます。信仰の世界は自己責任の競争社会ではありません。かの日に備えられている栄光の冠は一個ではありません。全員に用意されています。ですから強いと思う人は弱い人を助け、励まし合いながら、共に目を天に向けて、今日という日を共に歩んでいくのです。

 
2013.06.16(日)


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