聖書のお話「試練とともに脱出の道を備えられる神」−12−
コリントT 10章11〜13節

  この聖句はあまりに有名で、単独でよく使われるが、コリントの人たちに対するパウロの厳しい責めと叱責の言葉に続いて出たものである。

  あなたも経験があるかもしれないが、人はあまりに自分の罪深さを指摘されると落ち込み、もうだめだと自暴自棄になる人、また、開き直り、俺たちの困難な状況を分かってからものを言えと非難するものさえいる。

  伝道者とは一定の教会に留まる説教者とは違い、人間としては新しい教会を建て上げる人だから、その途中で長老の役目をすることもある。パウロは伝道者・牧者として、今、あの出エジプトの出来事を上げて、これは、世の終わりに臨んでいる私たちの教訓のためであると、今一度、コリントの人々に救われたものの最後までの歩みにつき諄々と説く。

  あなたがたはコリントの状況は特別だというが、そんなことはない。今までもあったことを思い出せ。異教に埋没したり、妥協するな。神は真実なお方、あなたがたが耐えられないほどの試練には遭わせず、勝利の道を必ず備えておられる。終わりは近い。最後まで主から目を離すな!

 
2013.06.09(日)


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