聖書のお話「なおも、次代のすべてに告げ知らせる」 
詩篇 71篇、シリーズ−8−

 年とると人間はどんな風になるだろうか? 拗ねた世捨て人? 自分は正しいと若い人を意地悪く批判ばかりする人? 頑固で周りの人に気づかない人? だれでもこのようになることを望んではいません。

 今日の聖句、詩篇 71篇には、それとは正反対の老人像が描かれています。この祈りを書いた人は幾年にもわたり迫害、病、災難、試練に遭ってきました。そして今では頭も真っ白になったが、なおもこれからの日々を主とともに歩み続けようと願っています。振り返れば、主は彼を若い時から神とともに歩むことを許されて来ましたので、これからもそう歩くのは彼にとり、きわめて自然なことでした。

 今から彼が描く明日の絵は、いただいて来たこのお恵みを、味わってきた勝利の日々を、主の大能の力を、これからの全ての時代の人々に、主を讃美しつつ、あかし続けている喜びに輝く老人の絵です。

 私は高校同窓会が催す秋の展覧会に毎年、稚拙な油彩を2点出展している。そのために一年中、画題を探し、どのように描くかを考えている。あなたも、これからを主とともに歩む明日の絵を書いてください。この喜びの絵は、あなたが描こうと意図したときにのみ完成していきます。

 
2012.11.11(日)


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