聖書のお話「御翼のかげに」 
詩篇 57篇、シリーズ−7−

  「春の海。ひねもす、のたりのたりかな」という句があります。のどかな風景です。平安とはこのようなものですか? 外国の美大の話です。「平安」と言う題で絵の宿題が出され、さまざまな絵が描かれましたが、一人の学生が荒れ狂う嵐の中、断崖絶壁にある鷲の巣に親鳥が懸命に翼を覆って、ひなを守っている絵を描いて教授に絶賛されました。

  ダビデがどこの洞窟にいた時かは分かりませんが、サウル王に忠実な彼は王の嫉妬からいのちを狙われ、追い回されるようになります。

  私たちが遭う理不尽な迫害、災いのとき、だれがこの逃亡生活に耐えようか? 第一に、父なる神こそ私たちを覆う方であることを知ろう。

  第二に、その神を信じぬくこと。主は私の祈りに必ず応えて下さるという確信である。第三に、祈るということは、それがすでに与えられたと信じて、感謝の讃美を捧げることである。参照:ヨハネ 11:41。

  ダビデは神への讃美が私たちを暗闇の絶望から、喜びの暁へと呼び覚ますと歌う。「あなたは、私のいのちを死から、まことに私の足のつまずきから救い出してくださいました。それは、私が、いのちの光のうちに神の御前を歩むためでした」との詩篇 56:13を覚え、喜ぼう!

 
2012.12.04(日)


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