聖書のお話「神はわれらの避け所。また力」
詩篇 46篇、シリーズ 6

  旧約聖書において、主は繰り返し、「あなたがたはこの大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。」と仰せられていることに心を留めよ。

  エリシャの召し使いが敵の馬と戦車の大軍が包囲しているのを見て、ああ、ご主人さまと絶望の声を上げたときも、エリシャは「恐れるな。私たちとともにいる者は、彼らよりも多いのだから」といって神に召使いの目を開いて下さいと祈ると、なんと、神の軍勢の火の馬と戦車がエリシャを取り巻いて山に満ちていた。アッシリヤに囲まれたヒゼキヤ王の時も、夜、主の使いが出て行って十八万五千人を滅ぼしたのを見た。

  主の民を守るものは城壁、剣、弓矢、槍ではない。主、ご自身である。主は私たちに「やめよ」と仰せられる。すなわち、私たちが自分で戦うために掲げた腕を下ろせという。「わたしこそ、神であることを知れ」とのおことばを信じるとき、勝利の主のみわざを見ることができる。

  昨日も、これからも私たちを襲うものは続く。策略を弄するな、力に頼むな。一呼吸おいて神を仰ぎ神により頼め。あの荒野の夜、ずる賢いヤコブも神の真実を知らされ、悔い改め、神のわざを継ぐ者とされた。

 
2012.10.28(日)


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