聖書のお話「顧みられる神、エル・ロイ」 
オルブライト兄、創世記 16章

  この個所は聖書の中でも珍しいエピソードです。当時、子供のいない家庭は神に祝福されていない家とみなされていました。アブラムの妻サライは引け目を感じていたのでしょうか、自分の奴隷を夫に与えます。

  奴隷ハガルはやがてアブラムにより身ごもりますが、それから女主人を見下げるようになりました。サライは嫉妬から、ハガルをいじめに、いじめ抜くので、ついにハガルは逃げ出します。

  ハガルは荒野の泉のほとりで、前途をはかなみ、座り込んでいました。そこに神の使いが来てハガルを諭し、励まします。10〜12節。ハガルは今や、こんな私をも顧みてくださる神様がいらっしゃるとはと悔い改め、主人のもとに帰り、神が聞かれたとおり、男の子を産みました。

  後にイエス様は語りました。2羽、1アサリオンで売っているような雀さえ、神は大切にされている。マタイ 10:9〜31。ましてや、あなたを大切にしないことがあろうかと。時にあなたは苦しみに耐えかね、絶望に陥るときがあるかもしれないが、このお約束を思い出してください。「あなたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」Tペテロ 5:7

 
2012.10.21(日)


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