聖書のお話「慈しみと恵みとが私を追って来る」 
詩篇 23篇−シリーズ 2−

 ここ榛名は本当に緑豊かな所です。春は自然と♪緑も深き若葉の里♪と讃美が出て来ます。昨年、私はこれと全く逆の光景を目にしました。東日本大震災、見渡す限り津波の残した灰色の惨状に心つぶれ、精神的にも幾日か不安定が続いたことを今も覚えています。

 主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水際に伴われます。主はご自分の羊にいのちを得させ、それを豊かに持たせるために来られました。

 ときわに枯れることのない緑の牧場、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水がこんこんとわき出て、尽きぬいこいの水。それによって主は私の魂を生き返らせてくださいます。主はそこに私を放っておかれません。ともにおられ、鞭と杖で私をいのちの道に導かれますので、たとい死の陰の谷を歩くとも恐れません。榛名には二種類の緑があります。戦後、手っとり早くお金をと植えた杉林。今は人の手も入らず、台風が来れば木々は根元から倒れ、水は一気に濁流となって下流を荒らします。人間が雑木林といった山は創造の神によって守られ、秋には実を稔らせ多くの動物を養い、雨が降れば緑のダムとなり、尽きぬ水を備えます。

 私たちは一時のものを追わず、主を絶えず求めて生き抜こう!6節。

 
2012.09.23(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会