聖書のお話「主イエスの恵みと知識における成長」−4−
ペテロの手紙U 3章15〜18節

  ペテロは第二の手紙で教会内から出て来た信仰の危機について厳しく戒めている。その根本原因は繰り返し指摘しているように、初めのことばからの逸脱である。1:1〜10を再読して下さい。また、1:18〜21には、みことばを託された者としての責任を強調している。

  3:1〜2では記憶を呼び覚まし、読者の心を奮い立たせ。それは聖なる預言者たちによって前もって語られたみことばと、使徒たちが語った主であり、救い主である方の命令とを思い起こさせるためと特筆する。主の日は必ず来る。あなた方は、どれほど聖い生き方をする敬虔な人でなければならないかとペテロは声を大にする。3:14。

  そのためにも、主の恵みと知識において成長せよと勧める。箴言には智慧と知識という言葉が出てくる。知識とは材料、智慧とはその材料をいかすもの。よい料理人は材料を見ると、このように料理してと食材が叫んでいるのが分かるという。材料がなければ、料理人も腕が揮えぬ。

  そのためにも、まず、あなた自身も聖書そのものにもっと親しむことと勧めている。今の私たちは聖書の翻訳にも注意しなければならない。

  一度読んでよしとせず、繰り返し読んで成長せよとの叫びに傾聴せよ。

  

 
2012.09.09(日)


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