聖書のお話「地上の残された時を」−8− 
ペテロの手紙T 4章 1〜9節

  この表題を見て、残されたわずかな人生かなと勘違いするかもしれませんが、地上で残された時とは、主がまもなく来られるという、その一点を見つめつつ生きる日々を指し示しています。あなたがそのことを心に留めて生きる今日をいっているのです。第一世紀のクリスチャンたちは、その時間がそう長いとは願わず、切実に主の再臨を待っていました。一世紀の教会は「マラナタ」、「主よ。来たりませ」と祈る人々、即ち、主の再臨の近いことを心に留めながら、今日を生きる人々の集団であったのです。終わりの日の近いことを忘れている今と随分、異なります。

  4章1節の意味は深い。キリストの十字架はあなたにとって、古い罪からの解放。今までは全く違った新しい時の始まりを示唆している。古い自分と十字架上に決別し、イエスとともに生きる今が始まりました。確かに万物の終わりが近づいています。ペテロは第二の手紙で、「主はその約束を遅らせているのではない。全ての人が救われるように忍耐されている」と説く。主の日は近い。アモスは「あなたの神に会う用意をせよ」と迫り、「主を求めて生きよ」と励ます。あなたはその時を生きている!

 
2012.07.29(日)


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