聖書のお話「神の愚かさ? 人の賢さ?」 
使徒の働き 12章 1〜19節

 神の偉大さに気がつかなかったり、また、私の方が賢いといわんばかりに行動する人が昔も今もいるが、今日はそのような二種類の人たちが神にお会いしてのち、どのように変化したか、その結果を見よう。

 今までのパリサイやサドカイの迫害から、ヘロデ・アグリッパ一世という国家権力からの迫害に変わってきた。行政能力のない彼はユダヤ人の主勢力におもねようとヤコブを殺し、彼らの気に入ったのを見て、次にペテロに魔手を伸ばす。彼はこの前に使徒たちを留置していたとき、神の手により彼らが助けられたことを知っていたので、二度と失敗すまいと今度は厳重に警備した。しかし、神の愚かさは人の賢さよりも賢い。

 思い通りにならなかったヘロデは兵士たちを腹いせに殺した。一方、教会はペテロの死を前提として祈っていただろうが、自分たちの思いを超えてなされた神のみわざに、み名を崇めた。その結果、みことばはますます広がっていった。その後、ヘロデは自分を神とあがめる者たちの声を制すどころか、ますます増長していった結果、虫に噛まれ死んだ。

 
2012.07.01(日)


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