聖書のお話「アンテオケ教会から学べるもの」 
使徒の働き 11章27〜30節

  今日の表題は「アンテオケ教会から学ぶ」で、「〜に学ぶ」ではないことに注意。よく「初代教会に帰れ」と言うスローガンを見るが、残念ながら地上には、まだ完全な教会は建てられていない。私たちの目指す教会は新約聖書に啓示されているイエス・キリストをかしらとする教会である。そうはいっても私たちがアンテオケ教会から学ぶものは沢山ある。

  世界中を襲った飢饉はアンテオケにも影響しただろうが、慢性的に困っていたユダヤ地方の情況を知っていた彼らは、自分の痛みとして捉え、彼らは力に応じて物を送ることを決め、それを即座に実行し、賢明にもバルナバとサウロに託した。二人はユダヤの人々を慰めることが出来たし、今後のために情況を観察することも、帰ってから報告することもよく出来る人だった。その上、長期展望に立つ伝道戦略をもっていたから、若いマルコ・ヨハネをエルサレムから連れ帰ってきたのである。

  かくして、アンテオケ教会は世界伝道に尽くしたパウロを終始、祈り支え続ける教会となって、今に、よき手本を示し続けている。

 
2012.01.01(日)


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