聖書のお話「背後で働かれる主を知る」 
使徒の働き 3章 1〜16節

 美しの門で毎日、物乞いをしていた生まれつき足の悪い男がイエス・キリストの名によって歩けるようになったのを見た人々は非常に驚いた。

 実際、40歳あまりのこの男も、今ではすっかりあきらめ、再び立てる日がくるなど遠の昔に忘れていたが、神はお忘れではありませんでした。ペテロに力を与え、ペテロがそれを心に信じたとき、この奇跡は起こった。残念ながら人々は道具であるペテロを崇め、神を見なかった。

 そこでペテロは第二の説教を始めた。今度はイエスの十字架ばかりではなく復活にも及んだ。死をも打ち破った勝利の主を見上げよと。

 奇跡とはなにか? イエスの奇跡、また使徒の奇跡にしろ、それは新約聖書がまだ完成しない、すなわち神の啓示が続いていた間に不信の彼らに神を悟らせる神のわざ、しるしであったことを知る必要がある。

 当時、神はできるという信仰を持つ者に奇跡を起こす力を与え、神のしるしを示させた。啓示が完成してからは、その役目は不要となった。

 今は新約聖書が全てを書き記し、聖霊がその意味を教えてくださるとのお約束をくださっている。繁っている葉ではなく、その幹を見上げよ!

 
2011.10.02(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会