聖書のお話「惑いの雲、晴れて」 
使徒の働き 1章12〜14節

  ズンドはルカ 24:13から画想を得て、エマオへの道と題する絵を描きました。夕日の中を語り行く3人の絵は美しいですが、この二人はおそらく夢破れて、生まれ故郷に戻って行くところだったのでしょう。

  これは現在の私たちにもありがちなことです。彼らは人となられたイエスだけを見ていましたから、その方が地上を去ったとき、彼らは人となられた神、イエスともおさらばしてしまったのです。ペテロや他の弟子たちも同じでした。後にパウロはコリントの教会に「最もたいせつなこととして伝えたのは、イエスの十字架、葬り、そして復活である。」と、それに続けて、「もし、私たちがこの世にあって、キリストに単なる望みを置いているだけなら、世の中でもっとも哀れな者である。」と叫んでいます。そのようなひ弱な彼らが復活なさったイエスにお会いしてからすっかり変わりました。ダマスコ途上で復活のイエスに出会ったサウロが三日後には、イエスをキリストであると正反対の驚くべき証をし始めたのはその典型です。あなたも信仰の告白によりバプテスマされ、古い我と訣別し、キリストを着る新しい人となったことを自覚してください!

 
2011.09.18(日)


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