聖書のお話「希望の明日への約束」 
旧約概観シリーズ ゼカリヤ書

 「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。」 ゼカリヤ書というと、この聖句が取り上げられることが多いが、ここだけを暗記し、唱えているだけではもったいない。ぜひゼカリヤ書全体に聴いて欲しい。

 アブラハムとの契約を守られる神は、みずからの権力、能力に頼っていた不信の民に悔い改めを命じ、「わたしに帰れ」と告げられる。

 わたしがあなたがたを救って、祝福とならせる。恐れるな! 勇気を出せ。わたしは今、エルサレムとユダの家に幸いをくだそうと考えている。腕を強くせよと主は言われる。あなたがではなく、主ご自身が出エジプト、紅海のときのように戦われることを覚えよと。すべての国は彼にあって祝福されるとのアブラハムとの契約の預言がここに成就される。

 「さあ、行って、主の恵みを請い、万軍の主を尋ね求めよう。」 ここに世界伝道が示される。また、ここには救い主が来られることが預言される。主はまさに権力と力を否定されて来られた。それどころか、主の十字架を通して、サタンに打ち勝ち、世界を再び、ご自身のもとへと勝ち取られる。最後の勝利を得て、主が全世界の王となられる宣言である。

 
2011.08.21(日)


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