聖書のお話「万軍の主はこう仰せられる」 
旧約概観シリーズ ハガイ書

  ハガイのメッセージは時を越え、今の信者という人たちにも変わりなく鋭く迫ってくる。その時代、民は崩れ落ちている神の宮をさしおいて、自分たちは豪華な家屋に住んでいた。「今、万軍の主はこう仰せられる。この民は、主の宮を建てる時はまだ来ないといっている。」

  私たちには、主のみ心を達成するためのさまざまな働きが求められているが、忙しい、お金がないと言って、主のわざを後回しにしている。暇になったら、お金がたまったらというが、私たちの我欲には果てがないことに気がついているのか。私はちがうが、多くの牧師といわれる者は教会より生活の糧を得ている。驚くことに、「牧師に金を払っているのは、私たちに代わって働いてもらうためだ。」との声さえ聞くことがある。

  「万軍の主はこう仰せられる。あなたがたの現状をよく考えよ。」

  ハガイが戦ったのは迫り来る敵、バビロニアではなく、神の民の内的な腐敗、すなわち不信仰であったのだ。神のためにすべてをお捧げするとう意思がなく、不信仰から、まず己を優先するというももの考えを改めよとハガイは神に代わって現代の私たちをも、するどく警告している。

 
2011.08.14(日)


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