聖書のお話 「見張り人として選ばれているあなた」 
エゼキエル書 33章 7〜20節

  ユダヤは襲い来る危難を前にしても、やれ我々はアブラハムの末だとか、エルサレムには神殿があるからなどといって不信仰を棚に上げて、高ぶり、盲目となって、安住をむさぼっていた。

 そしてバビロニアの侵攻、敗戦、捕囚となると、今度は神に頼ることさえ忘れ去り、極端に絶望の渕に落ち込んでしまった。

 神はエゼキエルをして、そんな民にもなお、希望があることを告げられる。谷間に満ちた干からびた骨々はそのようなイスラエルの現状を象徴していた。エゼキエルはイスラエルの復興は神のみがご存じであることを悟った。神はその干からびた骨に神のことばを預言するようにエゼキエルに命じる。彼が預言すると、見よ、神の息がその乾いた骨に入り、骨と骨が着き、筋がつき、肉が生じ、皮膚が覆い、彼らは生き返り、自分の足で立つ非常に多くの集団になった。今、この絶望の世も干からびた骨の山に例えられる。神は彼らに今こそ、いのちのみことば、希望のみことばを語れとあなたを選ばれ、命じておられることを知れ!

 
2011.04.24(日)


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