聖書のお話 「見よ。神が私を殺しても、私は神を待ち望む」
ヨブ記 13章15節

  潔白で正しく、神を畏れ、悪から遠ざかっていたヨブを評価する神に、サタンはそれをヨブのご利益信仰にすぎないと神と争う。 神はサタンにヨブを試みることを許され、ヨブの財産と家族は瞬く間に失われるがヨブの信仰は揺るがない。するとサタンは他がどうであれ、自分に災難が襲ってくるとき、その人の本性が現れると言い張り、そこで、神は再びヨブをサタンの手に任せたが、それでもヨブの信仰は変わらなかった。これは1章1節から2章10節までに、息をつかせぬほどに記されているところである。

 ヨブを慰めようと友がやって来たが、彼の悲惨さを見たとき、彼らは言葉を失った。やがて友は口ぐちに、これはヨブに対する因果応報であると言い募ってヨブを苦しませ、逆にヨブをして神と張り合うことに仕向けてしまったことに心しなければならぬ。

 38章、主は嵐の中からヨブに答えて仰せられる。神はヨブの訴えに関係なく、ただ、人間の理解を超えた神の摂理をさまざまな例をもってヨブに語りかける。そして42章、ヨブの信仰の勝利を迎える。ヨブの信仰は地上の繁栄にはかかわらず、標題の如く、ただ神との関係の真実のみにあったことを悔い改めて悟れ!

 
2011.02.13(日)


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