聖書のお話 「このときのために、あなたは!」
エステル記 4章14〜17節

  エステルとはへブル語で銀梅花=ミルトスの意味。礼拝堂の前に茂っている灌木で葉はよい香りを、白い清楚な花をつけます。旧約聖書の中にはサラを始め、何人かの偉大な女性が出てきますが、エステルはルツとならんで書名にもなっている女性で、この書は旧約聖書の12巻ある歴史書の最後をしめています。

 パウロは、「神を愛する人々、即ち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて、益としてくださることを、私たちは知っています。」とローマ 8:28で証ししていますが、この神の摂理を息もつがせぬほどに明瞭に描いているのが、まさにエステル記です。

 「私は、死ななければならないのでしたら、死にます。」とのエステルのことばは、ゲッセマネの園におけるイエスの祈りにも比すべき、徹底して自己を捨て、神に従う信仰を見せられます。

 一人の人が神に全てを委ね切るとき、神はその人を通して大きなお働きを見せてくださいます。「あなたがここに来たのは、もしかすると、この時のためであるかも。」とのモルデカイのことばは、はるなの主の教会におけるあなたの使命をも喚起させる!

 
2011.01.30(日)


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