この書は3回にわたるバビロンよりの帰還のうちの2回を記録していて、3回目はネヘミヤ記に書き継がれている。７０年にわたる捕囚で学んだ大きな教訓はイスラエルは二度と偶像礼拝の罪に陥ることにならなくなったこと。しかし、なお、異教の民との結婚という問題が解決されていなかった。

　９章、１０章を開いてください。しかし、彼らはみことばを読み進めるうちに、肉の人間の人情としては甚だ困難なこれを敢然と神に従いきる信仰をいただいて解決した。民がリーダーであるエズラに、「私たちは律法に従って、これを行う。」と励ましたことはなんと幸いなことであったろうか。

　神の宮の前でひれ伏し、涙ながらに祈り、罪を告白しているエズラはこれに勇気をもらい立ち上がり、全集団も大声をあげて、「必ずあなたのいわれたとうりにします」と信仰で答えた。

　エズラ記は歴史もさることながら、今の私たちも神のみことばに従い、生きる時、神は必ず私たちにセカンド・チャンス、即ち、ふたたび立ち上がる機会を約束なさっていることを悟らせる。

　真実な神のこのお約束を信じて、この年を歩み続けよ！