サムエル記 Tといえば、士師=さばきつかさの時代から、王政への移行とへとサムエルが用いられたことが書かれていますが、単に歴史書としてではなく、むしろ私の人生において経験しうるさまざまな人生模様を反面教師として見てみましょう。
サムエルは母ハンナの祈りの子でしたから、乳離れするやすぐに祭司エリに預けられ、生涯、主にお仕えしました。残念ながらエリ、そしてそれを見ていたはずのサムエルも子育てに失敗します。エリは世間体を気にして息子たちを注意する父で、サムエルはどうも忙しすぎて、息子を見忘れたのかもしれません。
民は自分たちを治める主を無視し、まわりの国のような王を求めますが、サムエルは自分がそうされたとむっとしました。
彼が油注ぎをしたサウルは忍耐力がなく、主に尋ねずおのが知恵に頼り(13、14章)、貪欲(15章)、嫉妬心(18章)、口先だけの悔い改め(26書)、不信仰(28章)等々。
私たちの人生にも難問の続出でしょう。その解決はただ、徹底して主に聴き従うことです。主がおかしいと考えるのは傲慢です。
*16:7bの翻訳は新改訳聖書が本来の主のおことばです。
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