聖書のお話 「ルツに現れた神の愛」
ルツ記 4:9〜20

 聖書の中で女性の名前が標題についている2書がありますが、その一人エステルが生粋のイスラエル人であるのに対し、ルツは先祖はともかく、今はモアブ人。主への信仰を捨て、異なる神々を拝する者でしたが、私の想像ではナオミと過ごすうち、ルツはヤハウエを主と信ずる者と変えられました。ルツという名は「心のうちの友愛」という意味がありますが、彼女はそれ以上に美しいアガペの愛でもってこの世を歩み、マタイの福音書にあるように、アブラハムからイエスに至る一本の糸を紡ぎだしました。

 残念ながらキリスト者のうちにも嫁婿舅姑間の確執が見られますが、これは日本伝道を妨げているものの一つです。どちらかの責任ではなく、まず自分が主に赦された者として接しましょう。

 さて、ナオミによって蒔かれた愛の種はルツのなかに大きく育ちました。見知らぬ村で落ち穂拾いをするという危険、大変さを想像できますか? ルツの愛は恐れを乗り越えていました。それ以上に、今や神の子とされたルツへの神の御手を見せられます。神はボアズを備えられ、やがて二人の間に主に仕える者が生まれました。あなたにもこの機会が与えられていることを知ろう!

 
2010.10.31(日)


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