聖書のお話 「より多くの人を得るために」
コリント人への手紙 T 9章19〜23節

 パサデナ訪問時、二つの教会で礼拝捧げることができました。興味あることは、それぞれ異なった表現がみられたことです。

 それは文化の違いであって、信仰の問題とは程遠いといえますが、宣教史においてはキリストの福音ではなく、自分の考え、または文化を先行させるという誤りを犯したことがままありました。

 そして、互いに批判し、裁きあっていたものです。その背景には、パウロのいう、「互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。」との戒めからの逸脱があったからでしょう。

 福音伝道の動機はキリストの愛です。その愛とは、隣人も主の愛されている人であるとの同一の認識をもたらすものです。

 しかし、それ以上にパウロは主の奴隷として仕え、またすべての人の奴隷として、自分の目線を、その人のところにまで低くしていましたから、主のみことばに自分の色をつけて、押しつけるというようなことは決してしませんでした。主が私たちにキリストの愛の文化を、しもべとして仕える文化を身につけさせてくださいますよう、お祈りいたしましょう。

 
2010.06.27(日)

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