聖書のお話 「世に住むが、世のものでない私たち」
ヨハネ 17章15〜18節

 しばらく前のお話ですが、アメリカの中規模の都市で長らく伝道活動を行っていたキリスト教会がありました。しかし、その町が次第に荒れてきて、犯罪も多くなってきましたので、ついに教会では郊外に移転をしようと会議を重ねるようになりました。

 彼らは真剣に祈りあい、何回も話しあった末、そこにいるべきだとの結論に達しました。彼らはイエスさまがそうであったように、彼らもこの世に生きる必要を理解したのです。

 彼らは積極的に町の中に入って行って、困っている人々に手を差し伸べはじめました。キリストの福音を実行し始めたのです。衣食住、教育、職業訓練、医療とあらゆる分野におよびました。

 地域の人々はそのような教会をじっと見ていました。彼らの取り組みが本物であると分かると、次第に教会に集まるようになりました。救われる人々も大勢起こされてきました。学校に行けなかった子どもたちも教育をうけられるようになり、失業者も減るにつれ、犯罪も劇的に減っていきました。町は生まれ変わりました。教会員たちも、その地域で働かれる、いまだかつてない神のみわざをまざまざと目にすることができ、励まされ、喜びました。

 
2010.05.01(日)


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