聖書のお話 「ダマスコへの道」
使徒の働き 9章 1〜22節

 使徒 9:1〜、22:1〜、26:4〜、ピリピ 3:4〜にみるようにサウロは生まれからして、徹底したユダヤ教徒であり、その誤った熱心さのゆえ、ナザレのイエスを憎み、彼はダマスコにいるというキリストの弟子たちを迫害すべく、向かうが、その途上で復活のイエスに出会う。主なる神のためにと信じていたが、そのお方を敵に回していたのだ。そのときのサウロを想像すれば、後に、「私はその罪人のかしら」と告白した心が痛いほど分かる。 この史上、もっとも有名な回心には伏線があった。ステパノの死と、その彼の祈りであり、また、主はアナニヤをも備え、彼を全きに回心させた。今、心の目が開かれたサウロには旧約に預言されていたメシヤが、はっきりと自覚された。それどころか、彼には想像もできぬ異邦人への使徒という召命も待っていた。180度転換したサウロはすぐに、伝道者として立ち上がるが、まもなく、主イエスと同じく、一人、アラビヤに送られ、信仰の深みを頂いた。歴史には、もしという言葉はないが、もしパウロがいなかったら、私たちへの福音がいつになったことか。

 今、あなたも霊的なダマスコへの道にいることを知れ。そしてサウロのごとく、全き回心を経て、主の弟子と造り変えられよ。

 
2010.04.18(日)


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