聖書のお話 「主の御心にかなう人」
歴代誌 T 22章 2〜19節

 ダビデは唯一、神から「わたしの心にかなった者」といわれた人です。サムエル T 13:14、使徒の働き 13:22。

 しかし、その生涯を見ますと、すばらしいこともありましたが、同時に最悪のこともありました。ですけれども、ダビデの誠は常に神に向かっていました。イスラエル初代の王サウルと比べれば、その違いは歴然としています。サムエルT 13章、15章。

 ペリシテとの戦いにおいても、ダビデは常に主の御心をうかがいました。次に同じような情勢でも主に伺い、主に従いました。

 ダビデは長らく主の御名のために宮を建てようとする志をもっていたが、主がお許しにならず、その子ソロモンにと告げた。

 想像すれば、その無念さはいかばかりであったろうか。しかし、ダビデは粛然と従う。そればかりではない。全地から石工、石や木の細工人、熟練工を、数え切れぬほど集め、金銀、青銅、鉄、宝石、杉の木材、石材も量りきれぬほど備えた。宮を建てる仕様書も書き、宮に仕える者たちの備えもした。その上で、ソロモンを主に委ね、民にはソロモンを助けて、その完成に協力させた。

 ダビデは自分の栄誉を求めず、ただ、主の御心に従い通しました。そこに真の主のしもべ、私たちの手本を見ることができます。

 
2010.03.14(日)


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